県内各地で記録的大雨 五城目と由利本荘で河川氾濫【動画】

 秋田県内は12日深夜から13日にかけ、停滞する前線の影響で断続的に激しい雨に見舞われた。県北部と県央部を中心に被害が出て、五城目町では内川川と富津内川が氾濫した。町は2地区に最高の警戒レベル5に相当する避難情報「緊急安全確保」を一時発令。町によると、建物の浸水被害は186棟に上った。由利本荘市の芋川も氾濫したほか、北秋田市の米代川もあふれ、周辺の田んぼが冠水した。県総合防災課によると、人的被害の情報はない。


 県と町によると、内川川と富津内川の氾濫は13日午前0時半ごろ発生。内川川は約4・5キロ、富津内川は約1・5キロにわたり水があふれ、周辺の田んぼや道路が冠水した。

 町は緊急安全確保を内川地区(134世帯319人)と富津内地区(170世帯397人)に発令し、防災無線などを使い安全を確保する行動を取るよう呼びかけた。避難所を町内9カ所に設け、このうち4カ所に高齢者福祉施設の入所者ら最大約113人が身を寄せた。

増水した内川川=13日午前6時40分、五城目町内川湯ノ又


 町内の住宅の浸水被害は床上52棟、床下59棟、小屋など非住家75棟を確認。氾濫により国道285号と県道能代五城目線が一時通行止めとなった。田んぼにも土砂などが流入しているという。内川川と富津内川の氾濫は午前6時半ごろ解消された。

 13日午前9時40分ごろには由利本荘市の芋川が加賀沢、松本両地区で氾濫。周辺の田畑に水が流れ込んだ。

浸水した芋川周辺=13日午前11時半ごろ、由利本荘市加賀沢


 国土交通省能代河川国道事務所によると、13日午前6時ごろパトロール中の職員が北秋田市坊沢を流れる米代川が溢水(いっすい)しているのを見つけた。あふれた範囲は約2~3キロに及び、田畑が冠水したほか、鷹巣西道路の伊勢堂岱インターチェンジの入り口をふさいだ。

 五城目町のほか県北部と県南部を中心に、避難指示(警戒レベル4)や高齢者等避難(同3)の避難情報が発令された。また県と秋田地方気象台は一時、17市町村に土砂災害警戒情報を発表した。

 気象台によると、鹿角市で13日午前1時半までの1時間に90ミリの猛烈な雨を観測。五城目町では同1時20分までの3時間降水量が104ミリと観測史上最大となった。8日の降り始めから13日午後4時までの雨量は、鹿角市で384ミリと平年の8月1カ月分の2倍に達し、北秋田市や大館市でも1・5倍を超えた。

秋田県土砂災害警戒情報

秋田の洪水・土砂災害リスクマップ

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