「たいまつ」手に先祖の霊送り出す 男鹿・北浦湯本【動画】

 秋田県男鹿市北浦の湯本地区で16日夜、送り盆行事が行われた。火をともした約3メートルの長さの「たいまつ」を手に、住民たちが先祖の霊を送り出した。

盆の飾りなどを焼いた火にたいまつを入れ、火をともす住民


 かねと太鼓の音が鳴り響く中、住民たちは盆の飾りや古い卒塔婆などを焼き、長さ3メートルほどの竹にわらを巻き付けたたいまつを炎に入れた。600メートルほど離れた集落の端まで火のついたたいまつを持って運び、霊を見送った。折り返してたいまつもたき上げ、故人の冥福を祈った。

たいまつを手に、先祖の霊を送り出した


 今年2月に義弟を亡くした古谷トモヱさん(82)は「火を消さないように慎重に運んだ。『私たちを見守っていてね、また来年』と伝えた」と話した。


 送り盆行事は住民たちの間で「たいまつ」と呼ばれ、150年以上続いているという。地元の飯澤吉三さん(74)は「天候が回復し、湯本に帰ってきた御霊(みたま)を送り出すことができて良かった」と語った。

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