JR鷹ノ巣―大館の復旧に2カ月 五能線、花輪線の一部は見通し立たず

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大雨で線路の盛り土が崩れたJR奥羽線・糠沢―早口間=17日、大館市(JR秋田支社提供)
大雨で線路の盛り土が崩れたJR奥羽線・糠沢―早口間=17日、大館市(JR秋田支社提供)

 JR秋田支社は25日、記録的大雨で区間運休が続くJR奥羽線・鷹ノ巣―大館間の復旧に2カ月程度を要するとの見通しを明らかにした。JR五能線・岩館―鰺ケ沢間と花輪線・鹿角花輪―大館間については、被害が大きいため復旧の見通しが立っていないとした。各区間では代行バス輸送を続ける。

 秋田支社によると、大雨による土砂流入などの被害は奥羽線で約20カ所確認された。大館市の糠沢―早口間では線路下の盛り土が崩れ落ちた。

 特に被害の大きかった五能線は約70カ所に上り、青森県の鰺ケ沢駅付近の橋が川の増水で湾曲するなどした。花輪線は約55カ所だった。両線について、井料青海(おおみ)支社長は「極めて被害が大きく、調査も進んでいない。復旧の方法によっては年単位を要する可能性もある」と語った。

 秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)が運行する秋田内陸線は鷹巣―阿仁合間の復旧見通しが立っておらず、同区間の代行バス輸送を続け、29日から1便増発する。

 26日以降の運休区間は次の通り。

 【JR奥羽線】鷹ノ巣―大館間。特急つがるの秋田―弘前間。東能代―大館間、鷹ノ巣―大館間は代行バス輸送。

 【JR五能線】岩館―鰺ケ沢間。快速リゾートしらかみの秋田県側。東能代―五所川原間は代行バス輸送。

 【JR花輪線】鹿角花輪―大館間は代行バス輸送。

 【秋田内陸線】鷹巣―阿仁合間は代行バス輸送。

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