新しい姓「自分と思えず」 夫婦別姓、国会審議求め陳情

連載:性を語る
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 結婚する際、夫婦が同姓か別姓かを選べる選択的夫婦別姓制度。女性の社会進出が進み家族の在り方が多様化する中、制度導入を望む声は少なくない。「ありのまま生きられる社会をつくりたい」。そんな願いから声を上げた秋田県北部の女性に話を聞いた。

 ◇  ◇

「子どもの頃から名字を変えたくないという思いが強かった」と語る真子さん

 6月13日。佐々木真子さん(34)=仮名=は生まれ育った能代市の市議会事務局を訪れた。大切に持つのは1枚の陳情書。選択的夫婦別姓制度の導入について、国会で審議を進めるよう国に求める内容だ。

 担当者から確認を受け、無事に受理されると「緊張した」。先頭に立って行動するタイプではないが、一歩を踏み出したのは姓にまつわる苦悩を抱いた経験からだった。

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