時代を語る・武田英文(6)期待胸に海峡を渡る

有料会員向け記事
※写真クリックで拡大表示します
北大・クラーク像の前で先輩たちと(右)=昭和45年10月、北大4年生
北大・クラーク像の前で先輩たちと(右)=昭和45年10月、北大4年生

 中央大の卒業にめどが立ち、秋田県内への就職が決まっていました。でもその会社は、机の前に座っていることの多い仕事。ふと「人生、これでいいのか」との思いが頭をもたげてきたのです。

 その際、脳裏に浮かんだのが故郷の山や木々です。スキー遊びをした山、父に連れられて歩いた杉林、米代川をゆったり下っていく秋田杉のいかだ流し…。「山林こそ自分がいるべき場所なのだ」―。林学を学び直そうと思い立ちました。翌年春には就職するという昭和42(1967)年暮れのことだったと記憶しています。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。

連載企画:時代を語る・武田英文

この連載企画の記事一覧

同じジャンルのニュース