全中柔道で県勢22年ぶりV 伊藤志竜、視線の先は五輪金
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秋田県柔道界期待の大器が、持ち前のパワーを生かし初の全国タイトルをつかんだ。男子90キロ級の伊藤志竜(山王中3年)が、先月下旬に福島県で行われた全国中学校体育大会(全中)で、県勢22年ぶりの優勝を成し遂げた。強敵を相手に、力強い組み手から正攻法で崩す堂々たる勝ちっぷり。視線の先には、高校日本一、五輪金メダルを見据える。

しっかり組んで相手の動きを封じ、大内刈りで相手を崩しながら内股を狙うスタイルを得意とする。
冷静に好機見極め相手崩す
延長にもつれた全中準決勝は、冷静に好機を見極め相手が仕掛けたところで谷落としを決めた。決勝は開始早々に大内刈りで技ありを奪われたが、激闘を切り抜けた準決勝が自信となって焦らず立て直した。2分28秒、内股、大外刈りなどで崩し谷落としで技あり。そのまま寝技で抑え込み、合わせ技一本で決着をつけた。
近藤大地監督(28)はレベルが格段に上がる準決勝の前に「絶対に釣り手と引き手を両方離すな」と指示。「将来があるから、けがをせず本人が納得した戦いをしてくれればという思いだったが、腕2本を持ったときの志竜は強い」と舌を巻いた。
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