時代を語る・武田英文(9)秋田杉テーマに卒論

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卒論に向けて秋田杉の実験=昭和45年夏
卒論に向けて秋田杉の実験=昭和45年夏

 同じ杉でも、気候風土の違いによって育ち方が異なります。例えば、穂を土に直接植えて育てる「挿し木」。杉産地として知られる宮崎県をはじめ、暖かい九州では一般的な方法となっています。

 しかし、秋田ではそうはいきません。降雪もある寒冷地だからとされています。ただ、良木から取った穂は同じ遺伝子を持っているため、挿し木は質の良い木を育て、増やすのに有効なやり方です。どうにかできないだろうか。それが私の卒業論文のテーマでした。

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