こまち概算金1万1100円 サキホコレは1万4600円

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 JA全農あきたは9日、県内各JAに支払う2022年産米の「JA概算金」を決定した。あきたこまち1等米(60キロ)は、前年同期に比べ500円高い1万1100円。資材高騰による生産コスト上昇などを踏まえ、同時期として3年ぶりの増額となった。各JAの販売手数料を差し引いた農家への実質的な仮渡し金「生産者概算金」は、1万600円前後と見込まれる。

 長引く新型コロナウイルス禍で外食向けの販売不振が続き、本県の21年産米の民間在庫量(6月末時点)は14万7533トンと、前年より約5800トン増えた。

 他方、本県では主食用米からの作付転換が全国に比べて遅れており、作柄によっては今後、供給過剰が加速する可能性がある。他県の主な銘柄米では千円前後の引き上げが目立つが、本県は在庫の解消を優先し、500円の引き上げにとどめる形となった。

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