妻の介護タクシー手配に苦労… 横手市の男性、自ら事業開始
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秋田県横手市増田町の運転代行業「スター代行」が、介護タクシー事業を始めた。代表の高橋正光さん(69)が昨年、病気の妻をみとる際に介護タクシーの手配に苦労した経験から「同じ思いをする人が一人でも減るように」と事業開始を決意した。

同社が今年2月設立した「スター介護タクシー」は、要介護者や体の不自由な人など、単独で移動するのが難しい人向けに事業を展開している。車椅子やストレッチャーで乗り降りできる電動リフト付き大型車と、車椅子で後部座席に乗り込めるスロープ付き軽自動車を各1台所有する。
従業員の運転手は「介護職員初任者研修資格」を持っており、病院に付き添ったり、自宅ベッドから車椅子への移動を介助したりできる。予約制で距離や時間帯などを基にあらかじめ料金を算定し、利用してもらう。将来的には介護事業者の指定を受け、介護保険が適用される事業に発展させたいという。
正光さんが事業を始めた背景には、昨年5月に69歳で亡くなった妻富喜子さんとの最後の日々がある。
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