平壌宣言「日本が白紙に」と談話 北朝鮮、拉致は解決と重ねて主張

※写真クリックで拡大表示します
北朝鮮外務省で日朝交渉を担当する宋日昊大使
北朝鮮外務省で日朝交渉を担当する宋日昊大使

 【北京共同】北朝鮮外務省で日朝交渉を担当する宋日昊大使は、2002年に両国首脳が国交正常化を目指すと約束した「日朝平壌宣言」について、日本が制裁で「白紙状態」にしたと主張する15日付の談話を出した。「両国関係を最悪の対決局面に追い込んだ」のは日本だと指摘し、日本人拉致問題は「全て解決した」と従来の立場を繰り返した。朝鮮中央通信が16日報じた。

 宣言は当時の小泉純一郎首相と金正日総書記が署名してから17日で20年。両国関係は「日本政府の態度にかかっている」とも主張しており、20年の節目を前に日本に敵対的な姿勢を変えるよう要求する狙いがありそうだ。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。