拉致家族、諦めと怒りの歳月 日朝首脳会談から20年

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記者会見する有本恵子さんの父明弘さんと母嘉代子さん=2002年10月、東京都千代田区
記者会見する有本恵子さんの父明弘さんと母嘉代子さん=2002年10月、東京都千代田区

 2002年の日朝首脳会談から17日で20年がたった。北朝鮮による拉致被害者有本恵子さん=失踪当時(23)=の父明弘さん(94)が同日までに、共同通信の取材に応じた。「気がついたらな、うちの子は60代、親は90代。長い話やで」。1983年、英国留学中に消息を絶った娘を思い、妻嘉代子さん=20年に94歳で死去=と救出活動を始めた頃を回想。諦めの心情を漏らしつつ、北朝鮮や日本政府への怒り、自らの考えを語り続けた。

 明弘さんにとって節目は02年ではない。88年、恵子さんら3人が北朝鮮で暮らしていることが判明。「わしらが祈りだしたんは、それからや」

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