学年誌の表紙画家玉井力三に注目 日比谷図書文化館で企画展

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玉井力三が手がけた学年誌の表紙原画。子どもたちのほか、プロ野球巨人の長嶋茂雄選手(当時)が描かれたものも=東京都千代田区の日比谷図書文化館
玉井力三が手がけた学年誌の表紙原画。子どもたちのほか、プロ野球巨人の長嶋茂雄選手(当時)が描かれたものも=東京都千代田区の日比谷図書文化館

 「小学一年生」(小学館)などの学習雑誌で長年、表紙画を担当した画家玉井力三にスポットを当てる特別展「学年誌100年と玉井力三 描かれた昭和の子ども」が、東京都の千代田区立日比谷図書文化館で開かれている。11月15日まで。(共同通信=高田麻美)

 1908年に新潟県で生まれ、写実的な人物画を得意とした玉井。50年代から学習雑誌の表紙画を手がけるようになり、約25年にわたって活躍した。広報の並木百合さんは「玉井の名前を知らなくても、その絵は知っているという人が多い。ある意味で一つの時代を築いた画家です」と語る。

 学年誌や未就学児向け雑誌「めばえ」などの表紙に使われた油彩原画約250点を、月ごとに整理して展示。1月は晴れ着、8月は水着、10月は体操服に鉢巻き…と、季節に合わせた衣装の子どもたちが、鮮やかな色使いで描かれている。

 珍しいのは、プロ野球巨人の長嶋茂雄選手(当時)が中心となった「小学二年生」64年5月号。アニメ「パーマン」などのキャラクターを小道具にあしらった月もあり、子どもの興味を引くための工夫が感じられる。

 学年誌の人気を支えた「付録」が並ぶコーナーも。70年大阪万博の会場を再現した「万国博大パノラマ」(「小学二年生」70年6月号)などの懐かしい付録を通じ、学年誌の歴史を振り返る。

 10月17日休館、一般300円など。問い合わせは同館、電話03(3502)3340。

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