練馬大根の歴史を紹介 特別展で種子カタログ展示

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特別展で展示中の練馬大根のレプリカを指す相川詩織さん=東京都練馬区
特別展で展示中の練馬大根のレプリカを指す相川詩織さん=東京都練馬区

 東京都練馬区の特産品「練馬大根」の魅力や歴史を伝えるユニークな特別展「練馬といえば!大根 練馬大根いまむかし」が、同区立石神井公園ふるさと文化館で開かれている。11月6日まで。(共同通信=藤原朋子)

 会場に入ると、練馬大根のレプリカが目に飛び込む。練馬大根は長く、首や先端が細くて、中央部が膨らんでいるのが特徴。苦みがあり筋っぽいため、干し大根やたくあんに適しているという。

 江戸時代から全国に名をはせ、明治期にたくあんの生産量が増加。各漬物店の、カラフルな漬物だるラベルも展示する。漬物缶詰ラベルは、英字表記もあり、海外にも出荷されていたようだ。

 戦後は宅地開発や食生活の洋風化により、ほとんど作られなくなったが、1989年度から区が育成事業に取り組み、生産が復活した。

 本展では大根栽培を支えた、肥料の調達や種子屋の発展も取り上げる。江戸時代、農家は武家屋敷などで下肥のもととなるふん尿を調達。代金として大根やたくあんを納めていた。馬にくくりつけた肥桶など道具の他、種子屋が大正時代から通信販売に用いた種子カタログや種子袋を紹介。多くの絵をあしらい、練馬大根を全国に広めることに貢献したことが分かる。

 担当した同館学芸員の相川詩織さんは「皆さんが住む地域にもある、地名を冠した野菜について知り、理解を深めるきっかけにしていただきたい」と話す。

 月曜休館(10月10日は開館、翌11日休館)。一般300円など。問い合わせは同館、電話03(3996)4060。

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