「キャンペーンガール」各地で見直しの動き 「ミスあきたこまち」は?

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先月、秋田市で開かれた35代目「ミスあきたこまち」委嘱状交付式

 農産物や観光地など地域の魅力をPRするキャンペーンガール。若い女性が務めることが多いが、ジェンダー平等の意識が広がる中、応募条件や名称を見直したケースがある。秋田県内外の状況を調べてみた。

■「ミスピーチ」性別条件を撤廃


 福島県産の果物をPRする「ミスピーチ」は1963年に「桃娘」としてスタートした。かつては応募条件を「18~22歳までの未婚女性」としていたが、2000年に「未婚」の条件と年齢上限を無くし、03年に性別も撤廃。その際、名称を「ミスピーチキャンペーンクルー」に変更した。「ミスピーチ」は商品名のため、そのまま残っている。

 事務局の福島市農業振興課は「男女による多様なPRを展開し、広い層に関心を持ってもらおうと考えた」と話す。03年に10人中3人、05年は10人中1人の男性が選ばれた。その後もほぼ毎年、男性の応募がある。

 福島県産米をPRする「ミスライシーホワイト」は00年に応募条件から性別を無くした。現在は条件を「18歳以上40歳未満」とし、「ふくしまライシーホワイト」の名称で活動する。これまで男性からの応募はあったが、選ばれたことはない。

 宮城県の「宮城米キャンペーンキャラクター」は女性に限っていた性別条件を00年に撤廃。男性が選ばれた年もある。全員が女性の場合のみ、「みやぎライシーレディー」の愛称を使っている。

■「キャッチフレーズと銘柄に合う人選」


 県内はどうか。

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