秋田市で出動式、秋の交通安全運動 30日まで取り締まり強化
秋の全国交通安全運動初日の21日、秋田市山王の県議会棟前で県や県警による出動式が行われた。関係者約40人が参加し、交通事故防止へ決意を新たにした。運動期間は30日までの10日間。
運動の重点は、高齢者の事故防止と歩行者ファースト意識の浸透。県内の各警察署などが交通事故防止の街頭キャンペーンを行うほか、事故が多発する薄暮時間帯(日没時刻の前後1時間)のパトロールや取り締まりを強化する。
県警交通企画課によると、県内で今年に入って交通事故で亡くなった人は20人(20日時点)で昨年同期より3人少ない。このうち13人は65歳以上の高齢者だった。
また、車両単独の死亡事故が多く、亡くなった20人のうち9人が単独事故。高齢者はそのうち6人だった。歩行中に車にはねられるなどして亡くなったのは4人で、昨年同期より8人減少した。
阿部清喜交通部長は「これからの時期は日没が早まり、夕暮れから夜間にかけて高齢歩行者の事故が懸念される。運転者には早めのライト点灯、歩行者には反射材の着用を徹底してもらいたい」とあいさつ。続いて白バイとパトカー計9台がパトロールに出発した。
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