時代を語る・武田英文(21)丸太求め営林署回り
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秋田県、特に県北米代川流域は天然秋田杉の宝庫として知られていました。「天杉(てんすぎ)」が育つということは、人工的に造林する「造杉(ぞうすぎ)」にも適しているということです。私が県庁から二ツ井町(現能代市)の「丸上木材」に移った昭和62(1987)年当時、県北はもちろん、全県的に造杉の蓄積量が拡大。丸上では民有林より国有林から切り出された丸太を製材する方が多かったと記憶しています。
〈国有林に対し、私有林と公有林を合わせて民有林という。年輪幅が狭く、木目が美しい天杉の収穫(出荷)量が最多だったのは昭和18年度。戦争資材を供給するためだった。高度経済成長期の36年度に第二のピークを迎え、以後漸減。平成24(2012)年度末に資源を保護するため伐採を終了した〉
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