食材仕入れ値高騰、牛の餌代「100万円増」 終わり見えぬ円安、県内業者苦慮

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秋田市中通の「手打ち蕎麦かとう」。天ぷらに使う植物油やエビの高騰を懸念する
秋田市中通の「手打ち蕎麦かとう」。天ぷらに使う植物油やエビの高騰を懸念する

 26日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=144円台を付けた。政府・日銀による22日の円買い介入でいったんは140円台前半まで円高に振れたものの、再び円安基調となる中、秋田県内の企業は商品への価格転嫁や国産材料へのシフトを模索する。「円安の終わりが見えない」と、収益環境のさらなる悪化に警戒感が広がっている。

 秋田市中通の「手打ち蕎麦(そば)かとう」では、天ぷらを揚げるのに欠かせない食用油が今年に入り2度値上がりした。エビの仕入れ値は昨年に比べて1割ほど上昇。4月には人気メニューの天ぷらそばを1430円から、1600円に値上げせざるを得なかった。

 油は現在、1缶(18リットル入り)6500円だが、10月からさらに1缶につき810円値上げされる見込み。店主の加藤英利さん(66)は「この円安には終わりが見えない。メニューの再値上げも考えなければならない段階だが、客離れが心配でなかなか踏み切れない」と悩む。

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