制服にポロシャツ、男女混合名簿… 西目中、SDGsで変化

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 秋田県由利本荘市の西目中学校(高野睦校長、152人)は、授業や学校行事などの教育活動に国連の持続可能な開発目標(SDGs)を取り入れている。制服の多様化や校則の見直し、フードドライブなどさまざまな取り組みを通じ、生徒一人一人がより良い地球の未来を考えている。

 西目中では昨年度、制服にポロシャツやスラックスを新たに導入した。それまで男子は学生服、女子はセーラー服と指定されていたが、現在は男女関係なく生徒自身が着たい制服を自由に選んでいる。

西目中学校では制服にスラックスやポロシャツを導入。生徒が自身の着たい制服を自由に選択している


 生徒からの提案で校則の見直しにも動いた。服装や頭髪に関する規定が「男子」と「女子」に分けられていたが、SDGsが掲げる「ジェンダー平等」に沿って、性別による区別をやめて生徒名簿も男女混合に変えた。

 高野校長は「互いの個性を認め合って思いやり、それぞれが違うからこそ、そこに学びがあるんだという考えを身に付けてほしい」と話す。

 SDGsは2030年までの達成を目指す国際目標で、17項目から成る。

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