岡山県奈義町がさまざまな子育て支援策を展開したのは、2002年に市町村合併をせず単独町制を選択したことが契機だった。12年には「子育て応援宣言」を掲げ、取り組みを加速。奥正親町長(63)に施策のポイントや今後の展望などを聞いた。
―子育て支援の必要性を実感したきっかけは。

「3村が合併して奈義町となった1955年当時の人口は9千人。それが少子高齢化に伴う自然減と若者の流出による社会減で年々減少していた。危機感が高まったのは、住民投票で単独町政を決断した02年。役場職員や議員、町民の間に『自分たちの町は自分たちでつくる』という感覚が生まれた。町の未来を担うのは子どもや若者であるとの考えから、歳出の削減や施策の見直しなどで約1億5千万円を捻出し、子育て支援策の充実に大きくかじを切った」
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