北斗星(10月13日付)

 買い物の際のレジ袋の辞退といった日常的なエコアクション(環境配慮行動)に付与されるポイントがある。県と秋田市が実施している「あきエコどんどんプロジェクト」のエコポイントもその一つ

▼参加は無料。スマートフォンやガラケーにアプリをダウンロードして登録すれば、公共施設やスーパー、コンビニなどの協力機関・事業者でアクションに応じたポイントがもらえる。例えば陳列棚の手前に並ぶ販売期限が近い商品を購入する「てまえどり」のアクションで食品ロス削減に協力すれば2ポイント、食品トレーや牛乳パックを回収するリサイクルボックスの利用は1ポイントとなる。30ポイントたまると地場産品や商品券が当たる抽選に参加できる

▼アクションによる二酸化炭素削減量も「見える化」され、環境保全への貢献が実感できる。プロジェクトに参加する前と比べると環境配慮への意識が高まった気がする

▼アプリを開発したのは一般社団法人・あきた地球環境会議(秋田市)。誰もが気軽に楽しみながら温暖化対策に取り組める仕組みを目指し、3年を費やして完成させた。静岡県と宮城県もこのアプリを導入している

▼あきエコに登録しているのは約9300人。他県も見習う取り組みだというのに県人口の1%程度しか参加していないのはもったいない話。県民への周知に力を入れるべきだろう

▼今月は食品ロス削減月間。食品ロスを削減するエコアクションはさまざまある。一人一人が考え、行動に移したい。

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