親の病気や貧困、虐待などにより親元で暮らせない子どもを家庭に迎え入れて育てる里親制度。さまざまな形があり、より多人数を育てるのがファミリーホームだ。10月の里親月間に合わせ、秋田県内でファミリーホームを開設している人たちの思いを聞いた。
ファミリーホームは里親の自宅を小規模住居型児童養育事業所と位置付けたもの。2008年に制度化された。里親は委託を受けられる子どもが最大4人だが、ファミリーホームは最大6人。国と県が支払う措置費で運営する。
実親の元で暮らせない子どもを児童養護施設や里親家庭で育てる「社会的養護」について、国は16年の児童福祉法改正で、より家庭的な環境で育てる「家庭養育優先の原則」を明確にした。
これに伴い、ファミリーホーム開設は各地で進む。厚生労働省によると、昨年3月末時点で全国に427カ所あり、計約1700人を受け入れている。県内は大仙市と大館市の1カ所ずつで子どもが暮らす。県によると、今月には北秋田市で新たに1カ所開設され、受け入れ準備を進めている。
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