県内高速道に防護柵、効果と課題は? 対向車線進入事故ゼロ

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接触事故で破損したワイヤロープの補修工事をする道路維持業者=2021年8月、大館南IC―大館北IC間(能代河川国道事務所提供)
接触事故で破損したワイヤロープの補修工事をする道路維持業者=2021年8月、大館南IC―大館北IC間(能代河川国道事務所提供)

 秋田県内の高速道路で片側1車線区間にワイヤロープ式防護柵の設置が進み、設置区間では過去5年間で、対向車線に飛び出した車が絡む人身事故がゼロとなっている。一方で、ワイヤロープへの接触が相次ぎ、補修工事のための通行止めが大幅に増加。国土交通省の各河川国道事務所が管理する区間では、事故による通行止めが設置前の8倍以上となっている。

 4日午後9時ごろ、能代市の秋田自動車道・能代東インターチェンジ(IC)―二ツ井白神IC間で、能代市方向から北秋田市方向へ向かう乗用車がワイヤロープに接触。けが人はいなかったが、補修工事などで、下り線約11キロが約3時間通行止めとなった。

 県内では2017年から、正面衝突を防ぐ目的で、ワイヤロープの設置が進められた。4メートル間隔で設置された金属製の支柱の間にワイヤロープが5本張られ、車が対向車線へ飛び出すのを防ぐ。

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