仙北市のレタス工場建設、計画断念 市況変化、採算見込めず

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 秋田県仙北市は31日、田沢湖でリーフレタス生産工場の建設を目指していた同市の「ハレタス田沢湖」(吉田裕幸社長)が、計画を断念したことを明らかにした。新型コロナウイルスの影響による市場動向の変化や原油価格高騰などで採算性が見込めないと判断した。

 ハレタス社は、自動車販売などを手がける田沢モータース(仙北市)が2020年4月に設立した。当初の計画では、21年10月までに田沢湖生保内の黒沢工業団地の一角に延べ床面積4732平方メートルの工場を建設。鹿角市や大館市などで植物工場を展開するバイテックベジタブルファクトリー(東京)の技術指導を受けて今年4月から年間約670トンのリーフレタスを生産し、バイテック社が全量を買い取って大手コンビニや業務用の加工工場に供給することにしていた。

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