倒壊家屋撤去に補助適用、湯沢で県内第1号 近隣住民が申請

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 秋田県湯沢市は本年度、雪の重みや老朽化で倒壊し手付かずになっている家屋の撤去につなげようと、費用の最大2分の1を補助する制度を設けた。県内市町村で倒壊家屋の撤去に関する補助制度を導入するのは初。2日に第1号となる撤去作業が始まった。

 建物所有者以外に近隣住民からの申請も補助対象にしている。所有者が申請する場合の補助額は上限50万円。近隣住民が申請する場合は補助上限がない。

湯沢市内の倒壊した空き家から廃棄物を撤去する作業員=2日午前8時半ごろ


 初の補助対象となった倒壊家屋は市東部の住宅街にある。10年ほど前から空き家で、今年1月30日未明、雪の重みで木造総2階建てが崩れた。以降は廃材やトタン、寝具類などが野ざらしになっていた。建物所有者は経済的な理由から撤去できずにいたという。

 近隣住民2人が10月、所有者の同意を得て市に補助申請していた。撤去費用は約150万円。市が半額補助し、住民2人が残りを負担する。

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