旧佐々木家住宅の食堂、今月末で閉店 客足伸びず決断
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秋田県にかほ市院内にある公園・薫風(くんぷう)苑の一角に立つ、明治初期建設の市有形文化財「旧佐々木家住宅」。馬屋と住家が一体となったこの「曲屋(まがりや)」に、2001年オープンした「まがりや食堂」が今月末で閉店する。採算が取れなくなってきたため、運営する市シルバー人材センターが決断した。

市文化財保護課によると、旧佐々木家住宅は1876(明治9)年に同市畑に建てられた。1991年の台風で屋根が破損するまでは、この家を建てた佐々木勝松さん(故人)のひ孫に当たる勝男さん(75)、徳子さん(74)夫婦が暮らしていた。
台風被害を受け、解体を余儀なくされたが、旧仁賀保町から曲屋を残したいと申し出があり、勝男さんは建物を無償譲渡。町は解体後も部材を管理し、2001年公園内に建物を移築した。内部は無料で公開している。
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