不漁続くハタハタ 漁業者、「依存」脱する道を模索

連載:県民魚はいま 不漁続くハタハタ
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沖合漁でハタハタを初水揚げした白瀬さん=18日、にかほ市の金浦漁港

 18日昼、秋田県にかほ市の金浦漁港岸壁にハタハタの詰まった箱が次々と積み上げられた。「やっと取れた」。沖合底引き網漁から戻った白瀬由彦さん(64)が表情を緩めた。150キロ。自身では今季初の本格的な水揚げだ。

 県内のハタハタ漁は9月解禁。沖合漁を皮切りに、11月下旬ごろ接岸するハタハタを取る沿岸漁(季節ハタハタ漁)が始まる。

 白瀬さんにとって、年間漁獲額の3分の1ほどを占めるハタハタは最も重要な魚だ。漁獲量と単価が確保されないと経営は成り立たない。過去には漁期に全く取れず、翌春の運転資金が不足して借金でしのいだ年もあった。

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