北秋田市、防災ラジオの普及推進 配布率74%、8月の大雨で関心高まる
会員向け記事

秋田県北秋田市は電波法改正などに伴い、11月末で運用を終了したアナログ式の防災行政無線に代わって、災害時の緊急情報や行政情報を伝える戸別受信機(防災ラジオ)の普及を進めている。希望する世帯に1台ずつ配布しており、11月25日現在、配布対象世帯(1万2726世帯)のうち74・5%に当たる9476世帯に配布済みだ。今年8月の大雨被害の経験から市民の防災ラジオへの関心は高まっており、市は配布率100%を目指し今後、自治会にも協力を得ながら配布を進める計画だ。
◇ ◇
北秋田市によると、市町村合併前の阿仁、合川、森吉の旧3町にはアナログ式の防災行政無線が整備されていたが、旧鷹巣町にはなかった。
アナログ式の無線設備の運用終了などを受け、市は旧町ごとに異なる防災情報の伝達方法を統一。さらなる機能強化を図ろうと、2017年度にポケベル電波を使って防災ラジオに情報を一斉送信するシステムを整備し、18年度から防災ラジオの無償貸与を始めた。
お気に入りに登録
シェアする
この記事は会員限定です
(全文 1324 文字 / 残り 905 文字)
電子版に会員登録すると
秋田のニュース・話題をナンバーワンの情報量で。秋田に関わるあなたの仕事や暮らしに役立つ情報満載です。
- 会員向け記事が読める
- 各種メールでニュースを見逃さない