Skoop On Somebodyが新作 再び3人、ファーストテイク出演も

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「やりたいことをやろうと、今どき誰もやらないキーボードのソロなども入れています」と「Skoop On Somebody」のTAKE(中央)。左はKO―ICHIRO、右はKO―HEY
「やりたいことをやろうと、今どき誰もやらないキーボードのソロなども入れています」と「Skoop On Somebody」のTAKE(中央)。左はKO―ICHIRO、右はKO―HEY

 3人で再び音を奏でる喜びが、聴く者の心も躍らせる。和製R&Bグループとして人気の「Skoop On Somebody(スクープ・オン・サムバディ)」。メンバーの脱退、復帰を経た最新アルバム「1997」について、ボーカルのTAKEは「音楽への『感謝』を閉じ込めた」と話す。

 1997年に「SKOOP」としてデビューし、2000年に現在のグループ名に。25周年の締めくくりとなった今作について、キーボードのKO―ICHIROは「男女の密な関係を歌ったものが多かったと思うけれど、歌は世につれという中で今回は自然と、もっと大きな愛を伝えたいと思った」と言う。

 象徴的なのが「Save Our Smiles」だ。「皆が元気になれるアッパーなゴスペル」をコンセプトに、なじみのシンガーも呼んで一発録音し、グルーブ感あふれる曲に。TAKEは「僕らに贈られてきた“ギフト”のお裾分けをしたいという気持ちもあった」と言う。

 ギフトとは11年に脱退したKO―HEYの復帰だ。音楽への意欲を取り戻したドラマーを2人は温かく迎えた。KO―HEYは「久しぶりにやらせてもらうのに、フワッとした感じではだめだと、(21年12月の)復帰発表前に3人でオーディション合宿と称してスタジオに入った」と振り返る。

 持ち寄ったデモ曲は「どれもフレッシュで、熱い思いがこもっていた」とTAKE。その際に原型ができた表題作「1997」は「デビューの頃から公私ともどもお世話になっている」というプロデューサー松尾潔に作詞を依頼した。

 「(自分たちは詞の通りに)とても静かなデビューだったし、いまだにゴールは見えないけれど、3人でいることがすべて。俺たちの身の丈の歌だと思う」

 22年12月には動画投稿サイト「ユーチューブ」の人気音楽チャンネル「THE FIRST TAKE」に出演し、代表曲の「sha la la」を披露。心のつながりを描くラブバラードを、TAKEは「何十何百回と歌ったけれど、百点を取れたことがない。ボーカリストからすると難しい曲なんです」と言いつつ、「若い世代に、歌のスキルというより、言葉を伝えたかった」と力を込める。

 01年、同曲のシングル収録時にちょうど米同時多発テロが起きたという。「『中止』の話も出る中で俺たちまでネガティブな気持ちになってはいけないと楽しく歌い切った。今再び、人と人が傷つけ合っている時代にこの曲を届けるのが、僕たちの役目だと思っている」

(取材・文 共同通信=瀬野木作、撮影=沢田勝)

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