国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録は、世界に向けて「西馬音内の盆踊(ぼんおどり)」(秋田県羽後町)と「毛馬内の盆踊」(鹿角市)を発信する絶好の機会となる。それぞれの地元では、国内外からの観光客増による経済効果に期待を寄せつつ、保存と継承、活用のバランスを模索しながら、観光振興を進めていく。
西馬音内 誘客へ情報発信に力

羽後町は、盆踊りを生かしたまちづくりを続けてきた。2005年に整備した体験型交流施設の西馬音内盆踊り会館では、通年で盆踊りの映像や衣装、歴史を知ることができるほか、定期的に公演も行われ、観光客を呼び込んできた。町は登録を機に情報発信にも力を入れ、誘客を図りたい考えだ。
安藤豊町長は、近年は交流サイト(SNS)を通じて盆踊りを知る人が増えているとし、「宿泊場所や交通アクセスが限られているといった課題はあるが、興味があれば足を運ぶ人は多いはず。まずは関心を引く映像などを提供し、リピーターとなる熱心なファンを増やしていきたい」と語る。
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