大絵馬を「卯」にかけ替え 和歌山、丹生官省符神社
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する和歌山県九度山町の丹生官省符神社で4日、本殿前にある大絵馬が今年の干支「寅」から来年の「卯」にかけ替えられた。1993年から続く恒例の迎春行事。
大絵馬は板製の五角形で、幅約3メートル、高さ約2・1メートル。青い波の上に干支にちなんだ白ウサギ9匹が跳びはねている絵は、本殿にある白ウサギと波の彫刻をモチーフに、地元の画家が絵の具で描いた。
宮崎志郎宮司(74)は「来年は将来に向かって跳びはね、みんなが元気になっていただきたい」と話した。
同神社は高野山を開いた弘法大師空海が約1200年前に創建したと伝わる。
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