【能代支局・斉藤慎太郎】5日午前7時過ぎ、秋田県八峰町の八森漁港。体を刺すような冷たい風が吹き付ける。船着き場には、たばこを吹かしながら雑談する漁師たちの姿。仕掛けた網を引き揚げるため、風が弱まるのを待っているという。
60代の漁師に漁の調子を尋ねると、3日に4匹、4日に6匹が取れたそうだ。まとまった量の水揚げがあり、初めて競りにかけられる「初漁」にはまだ遠い。「去年の今ごろは初漁だった。冗談言い合う暇がねえほど忙しかったのに」と寂しそう。
この漁師は5、6日のどちらかに、大潮に乗ってある程度の量のハタハタが接岸すると踏んでいた。ただ、この日既に漁を終えた他の漁師の漁獲は低調。「この感じ、なんかだめそう。でもハタハタのことだから何があるか分からねえよな」と前を向く。
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