
【男鹿支局長・藤原剣】「そんなに期待はしてないよ」と漁師は言った。
5日午後1時過ぎ、いつもの秋田県男鹿市北浦漁港。
朝のうちに仕掛けた網を引き上げるため集まった一人に声をかけたが、反応は思いのほかドライだ。理由を尋ねると「昼間だからな。ハタハタは夜動くんだ」と教えてくれた。
港で待つ漁師たちも淡泊だった。大漁の目印となるカモメは5、6羽飛び回っていたが「腹減ってんだな」と気にとめる様子はない。「なんぼかでも(水揚げが)あればな」との声も出たが、漁船での作業の様子が見えると「いねえな」とぽつり。
なるほど。プロが言うんだからそうなんだろう。
とはいえ、こちらは勝手に期待を高めてしまっている。
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