秋田市中通の岩田写真、創業100周年 県都の変遷、克明に記録

連載:人と街をみつめて 岩田写真100周年
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 秋田市中心部の中通1丁目に本店を構える岩田写真(岩田幸久=ともひさ=社長)が創業100周年を迎えた。歴代の経営者は写真のカラー化やデジタル化といった時代の移り変わりの中で、市井の人々の晴れ姿や、変わりゆく県都の街並みを撮影し続けてきた。岩田写真と歴代経営者の歩みを取材した。2回続き。

 ◇  ◇

 創業者は岩田社長(56)の祖父友記さん。福島県会津地方で生まれ、山形県の写真館で修業し、1922(大正11)年に秋田で開業した。当初は出張撮影を専門とし、県警から委嘱されて事件や事故の現場で鑑識写真を撮るのが主な仕事だった。

岩田写真を創業した友記さんが撮った秋田市中心部。どちらも現在の中央通りを東(秋田駅方向)向きに撮影した。左が1960年前後、右が70年前後とみられる。左端に写っている岩田写真本店は現在地とほぼ同じ場所にあった(写真集「目でみる秋田の今昔」から抜粋)

 当時のカメラは、フィルムではなくガラス乾板を感光材料にして撮影した。岩田社長によると撮影機材は一式で重さ50~60キロもあり、「出張撮影をする業者はまれで、フットワークの軽い祖父は警察に重宝されたようだ」という。

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