ドイツのテロ組織、軍事部門も 政府転覆計画「相当進展」
【ベルリン共同】ドイツで政府転覆を企てるテロ組織に参加した疑いなどで極右勢力のメンバーら25人が拘束された事件で、同国情報機関、連邦憲法擁護庁のハルデンワンク長官は7日「計画はかなり進んでいた」との見方を示した。組織内には司法や保健など政府機関を模した部門がつくられており、フェーザー内相は元軍人らが所属する軍事部門もあったとして「このテロ組織を過小評価してはいけない」と警告した。
メンバーらは、第2次大戦後のドイツ連邦共和国を否定し、民主主義を拒絶する極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国市民)」と、米国の陰謀論勢力「Qアノン」の影響を受けていたという。
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