保育園が”王様”の君臨する密室になってはいけない

連載:香山リカ てのひら診察室:
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香山リカ
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 子どもが安心してすごせるはずの保育園で虐待をしていた保育士は、いったいどんな心理だったのか。

 静岡県裾野市で、元保育士3人が園児への暴行の疑いで逮捕された。3人が勤務していた保育園の園長も、虐待の隠蔽を図ろうとしたとして同市から刑事告発されている。

 保育園、高齢者や障害者の施設、さらに学校や病院には、同じような構造がある。それは、そこで専門職として働く人と利用者との間に、圧倒的な“力の差”があることだ。さらに、学校では先生に逆らっても成績が下げられる程度だが、保育園ならからだが何倍も大きい保育士に暴力を振るわれる、施設なら食事の介助をしてもらえないなど、利用者はすぐに命の危険にさらされる。だから利用者は職員にいっさい逆らえず、職員がその場の“王様”のようになってしまうこともある。

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