中総体、「公平性」の担保に苦慮 民間クラブの参加、模索続く

連載:少子化を乗り越えて・第5部
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 2020年9月に文部科学省が公立中学校の運動部活動を学校単位から地域単位の活動に移行する方針を出してから2年余り。どのように子どもたちのスポーツの場を確保するべきか、関係団体の模索は続く。日本中学校体育連盟(日本中体連)と同様、民間クラブが秋田県中学校総合体育大会(県中学総体)に参加できるよう準備を進めている県中体連に象徴されるように、手探りの中で進めることは多い。

中学総体への民間クラブ参加について説明する県中体連の事務局。手探りの中でルールを決めている

 「長い歴史のある中体連が始まって以来の難しい課題だ」。県中体連が21日に秋田市で開いた説明会で長沼優会長が述べた。日本中体連は全国中学校体育大会への民間クラブの出場容認を決めたが、細部のルールは定まっていない。このため県中体連は東北各県の中体連と情報交換した上で、県中学総体への民間クラブの参加要件を決めた。内容からは競技の公平性を実現するための苦悩が透ける。

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