時代を語る・吹浦忠正(6)人生の師匠と出会う
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高校2年の時、いくつか大きな出来事がありました。6月のある日、家に帰ると家財道具に赤札が張られていたんですよ。ありとあらゆる物にベタベタベタってね。おやじが仙台から来た男にだまされて連帯保証人になり、借金を返せなくなって財産を差し押さえられたんです。私の机までもです。
自宅は広かったので部屋を貸していました。母は差し押さえが入った時、私が大事にしているアコーディオンとクラリネットを、貸部屋に住んでいた医者に預けて守ってくれたんです。その楽器は今でも大事に持っています。幸い兄貴たちが独立していたので家計を助けてくれたようです。
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