富士山、由布岳などをチョコで再現 専門店、東京・渋谷にオープン
富士山をはじめとする日本の山々をかたどったチョコレート菓子を販売する「小楽園 ティーサロン&ブティック」が、東京都渋谷区にオープン。店長の矢島沙夜子さんは「自然がつくり出した尾根の美しさや、四季折々の表情を楽しみながら味わってほしい」と話す。(共同通信=高田麻美)
「桃源郷の土産物屋」をイメージしたという店内には「静岡県/山梨県 富士山(春)」や「大分県 由布岳(秋)」など、全国6カ所の山を模した「山菓子」が並ぶ。国土地理院の地形データから3Dプリンターで型を作り、チョコを薄く流し込むことで、本物そっくりの山肌を再現した。
中にはさまざまな味のガナッシュやスポンジが地層のように重ねられ「食べる場所によって味が変わります」と矢島さん。「東京都 八丈島西山(夏)」には八丈レモン、「北海道 利尻山(冬)」には利尻昆布の粉末など、モデルになった山とゆかりのある食材を取り入れているという。
2~3人でシェアできるサイズの「山菓子」に加え、一口サイズのチョコ「雛山」5種もあり、食べ比べにぴったりだ。
開発のきっかけは、アーティストとしても活動する矢島さんが、飛行機の窓から見た山の造形美にほれ込み「そのまま手のひらに載せて食べたくなった」こと。昨年秋から都内の百貨店で先行販売し、話題を集めた。今後は「日本中の山を菓子にしたい」と意気込む。
火曜定休。店頭販売のほか、予約制の喫茶スペースでも飲食が可能。予約は公式サイトから。
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