日銀国債購入、過去最高23兆円 1月、金利抑制狙う
日銀は1日、政府が借金のために発行した国債を1月は過去最高の23兆6902億円購入したと発表した。国債を保有する金融機関から市場を通じて無制限に買い、金利上昇を抑え込んだためだ。国内外の投資家は大規模な金融緩和策の修正と利上げを見越し、金利が上がって国債の価格が下がる前に手放そうと売り攻勢を仕掛けている。放置すれば金利が上昇してしまう。日銀の国債購入は2月以降も高水準で推移する可能性がある。
日銀が購入したのは、発行から償還(返済)までの期間が1年超の長期国債。これまでの最高額は2022年6月の16兆2038億円だった。22年12月も16兆1809億円に膨らんだ。
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