重力波観測、2年延長へ 「かぐら」、コロナ影響で停滞

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重力波望遠鏡「かぐら」の真空パイプが通るアームトンネル=2019年9月、岐阜県飛騨市
重力波望遠鏡「かぐら」の真空パイプが通るアームトンネル=2019年9月、岐阜県飛騨市

 文部科学省の科学技術・学術審議会は3日までに、宇宙から飛来する重力波を捉える大型望遠鏡「かぐら」(岐阜県飛騨市)での観測計画を2年延長することを決めた。かぐらは2020年に本格運用を始めたが、新型コロナウイルス流行の影響で海外の研究者が来日できず停滞していた。3年ぶりの観測を目指す。

 文科省によると、延長は25年3月まで。当初の計画は22年度末までで、その後は未定だった。今後、海外の研究者を呼ぶなどして性能の向上を図る。その上で、米国の望遠鏡「LIGO(ライゴ)」や欧州の「VIRGO(バーゴ)」と共同観測を行う予定。

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