米長官、中国訪問延期 「民生の気象用」と認める

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1日、米モンタナ州上空を飛行する気球(Chase Doak提供、ロイター=共同)
1日、米モンタナ州上空を飛行する気球(Chase Doak提供、ロイター=共同)

 【ワシントン、北京共同】米国務省高官は3日、中国の偵察気球が米本土上空に飛来した問題を受け、ブリンケン国務長官が来週にも予定していた中国訪問を延期し、中国側に伝達したと明らかにした。中国外務省は当初、事実関係を確認中としていたが米側の反発を受け、自国の民生の気象研究用飛行船だと認め「不可抗力により米国に迷い込んだことを遺憾に思う」と表明した。幕引きを図ったとみられるが、米中が関係再構築を模索する中、新たな火種となった。

 米国務省高官は「明白な主権侵害と国際法違反であり、受け入れられない」と非難した。

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