中距離防空システムを供与 仏伊共同でウクライナに

 【パリ共同】フランスのルコルニュ国防相は3日、イタリアのクロゼット国防相と電話会談し、両国で開発した中距離地対空ミサイルシステム「マンバ」を今春ウクライナに共同で供与することを最終決定した。フランス国防省が発表した。

 同省は「欧州が供与する初の長い射程のミサイル迎撃システムとなる」と指摘した。ロシアのミサイル攻撃で市民の犠牲や民間インフラの被害が増える中、ウクライナ側からの緊急の供与要請に応じたとしている。無人機や有人機の攻撃にも対応できる。

 ウクライナはフランスの資金支援で同国製の中距離レーダーを取得することも1日に決まっており、マンバの有効性を高めるという。

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