鳥に近い恐竜の足跡化石発見 福井、白亜紀地層

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デイノニコサウルス類の生体復元模型(模型制作:荒木一成、福井県立恐竜博物館提供)
デイノニコサウルス類の生体復元模型(模型制作:荒木一成、福井県立恐竜博物館提供)

 福井県立恐竜博物館(勝山市)は4日、同市の白亜紀前期(約1億2千万年前)の地層で1991年に見つかった恐竜の足跡化石が、鳥に近い肉食の獣脚類デイノニコサウルス類のものであることが判明したと発表した。国内でデイノニコサウルス類の化石は、骨や歯が5カ所で発見されているが、足跡化石の発見は初めて。

 足跡は長さ8センチ、幅4・7センチで、右後ろ足と考えられる。獣脚類の後ろ足には4本の指があり、足跡には通常親指を除く3本が残るが、デイノニコサウルス類は人さし指も上げて歩行したため2本のみが残されている。

 体長は1・4~1・8メートル程度と推定される。

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