白亜紀後期の卵殻化石発見、熊本 恐竜の繁殖影響解明に期待

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卵殻の化石を手に説明する御船町恐竜博物館の池上直樹主任学芸員=2日、熊本県御船町
卵殻の化石を手に説明する御船町恐竜博物館の池上直樹主任学芸員=2日、熊本県御船町

 熊本県の御船町恐竜博物館は4日、白亜紀後期に当たる約9千万年前の町内の地層から、恐竜の卵殻の化石2点が見つかったと発表した。この時期の卵殻の発見は国内初。白亜紀前期(1億4500万年前~1億50万年前)の卵殻と比較することで、その後に起きた環境変化が恐竜の繁殖活動に与えた影響が分かる可能性があるという。7日から公開予定。

 同館によると、卵殻の一つは長さ約27ミリ、幅約10ミリ、厚さ約1・7ミリ。もう一つは長さ約25ミリ、幅約15ミリ、厚さ約2ミリ。球形なら、いずれも直径5~7センチ。どの種の卵かは不明。2月中にも熊本大と内部構造を詳しく調べる。

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