コロナワクチン生産へ工場増強 第一三共、年間2000万回分
第一三共が、開発中の新型コロナウイルスワクチンを製造する埼玉県の子会社工場を増強し、2024年度までに年間2千万回分を生産できる体制を整備することが6日、分かった。1月に厚労省へ製造販売の承認申請を行い、年内の実用化を目指している。
増強するのは子会社「第一三共バイオテック」(埼玉県北本市)の工場で、生産設備を増やす他、新たな製造棟を建設する予定だ。国が承認した場合に備え、迅速な供給体制の構築を図る。
第一三共が開発、申請中のワクチンは「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使うもので、米ファイザーや米モデルナと同じタイプ。実用化すれば国内メーカーでは初として、注目される。
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