三菱重、国産ジェット旅客機撤退 知見不足、事業化見通せず

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三菱重工業のロゴマーク
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 三菱重工業は7日、国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発を完全に取りやめ、事業から撤退すると発表した。知見不足で6回にわたって納期を延期していたが、今後の事業化を見通せないと判断した。2020年10月に「いったん立ち止まる」として事業を凍結していた。

 約半世紀ぶりの国産旅客機として官民一体で開発してきたが撤退に追い込まれた。三菱重工は撤退の理由として、事業継続にはさらに巨額の資金が必要なことや現在の市場環境では事業性が見通せないことを挙げた。

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