バイデン大統領「対中競争勝つ」 一般教書演説、超党派訴え

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7日、一般教書演説するバイデン米大統領。左はハリス副大統領(ロイター=共同)
7日、一般教書演説するバイデン米大統領。左はハリス副大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は7日(日本時間8日)、上下両院合同会議で一般教書演説に臨んだ。「中国との競争に打ち勝つため、結束しよう」と、2024年大統領選への再選出馬をにらみ、政策実現へ超党派協力を呼びかけた。「われわれの民主主義は今も不屈だ」と述べ、約2年前の議会襲撃事件がもたらした危機を克服したと訴えた。

 バイデン氏は米国上空に侵入した中国の偵察気球を撃墜したことを念頭に「中国が米国の主権を脅かせば、われわれは米国を守るために行動する。われわれは行動した」と強調。中国の習近平国家主席に「われわれが望んでいるのは衝突ではなく競争だ」と明確に伝えたとしつつ、「米国の国益と世界のためになるなら中国と協力もする」と述べた。

 日本や欧州各国の防衛費増額を念頭に「同盟国は立ち上がり、支出も増やし、役割を増している」と指摘し「太平洋と大西洋の友好国の間に架け橋がつくられている」と述べ、同盟国との連携強化を誇示した。

 バイデン氏の一般教書演説は2回目で、野党共和党が下院多数派を握ってからは初めて。

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