米大使に内政干渉中止を要求 ロシア外務省、異例の対応

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モスクワのロシア外務省を訪れた米国のトレーシー駐ロシア大使=1月30日(タス=共同)
モスクワのロシア外務省を訪れた米国のトレーシー駐ロシア大使=1月30日(タス=共同)

 タス通信とロシア通信は7日、ロシア外務省がモスクワの在ロシア米国大使館に対し「在外公館にふさわしくない内政干渉の活動をやめるよう」公式に要求したと相次いで報じた。先月末に着任したばかりのトレーシー駐ロシア米大使にもロシア法の順守を求めたとしている。新任大使への受け入れ国の厳しい対応が明らかにされるのは異例。ウクライナ侵攻を巡る米ロ対立の深刻さを反映していると言えそうだ。

 両通信社は「外務省指導部に近い筋」の話として、ロシア側の度重なる警告にもかかわらず米大使館が、ロシア政府に関する不適切な発言をしたり、ロシア軍に関する虚偽情報を流布したりしていると指摘した。

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