北秋田市議会、虻川副市長の再任不同意 無記名投票で反対11、賛成5
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秋田県北秋田市議会は8日、臨時議会を開いた。今月28日で3期目の任期が満了となる虻川広見副市長(68)を再任する人事案に不同意、物価高騰による市民応援チケット事業費などを盛り込んだ22年度一般会計補正予算案1件を可決し閉会した。
副市長再任案は無記名投票の結果、賛成5、反対11(定数18、欠員1、議長除く)だった。
3期の手腕評価も、在任期間の長さを指摘する声
北秋田市議会は8日の臨時会で、虻川広見副市長(68)を再任する人事案を反対多数で不同意とした。北秋田市議会で人事案件が不同意となるのは2010年6月定例会以来。議会からは3期12年に及ぶ行政手腕を評価する声がある一方で、在任期間が長くなることで組織の硬直化を懸念する声が出ていた。
虻川副市長は大館市出身で、1979年に秋田銀行に入行し鷹巣支店長、監査部副部長などを歴任。観光や指定管理施設など主に経済系の特命事項を担当する2人目の副市長として、2011年3月に就任した。2期目の15年4月からは副市長が1人となり、一般行政全般も担当。津谷永光市長は3期にわたり市政を支えてきた手腕を評価し、続投させる意向だった。
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