秋田市出身の杉本天昇、バスケできる喜び実感 B1新潟で飛躍

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 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)で、秋田市出身のガード杉本天昇(24)が飛躍のシーズンを過ごしている。今季移籍した新潟で開幕から先発の座をつかみ、ここまで1試合平均10.6得点。高みを目指すシューターは「まだ波がある。もっともっと上を目指したい」と貪欲だ。

新潟の攻撃の核として活躍を続ける杉本。B1残留に向け、勝負のシーズン後半戦を戦っている


 開幕戦から爆発した。昨年10月1日に島根をホームに迎え、6本の3点シュート(3P)を含む自己最多27得点と大暴れ。チームを勝利に導いた。その後も2桁得点を重ね、3週間後の京都戦では8本の3Pを沈めてキャリアハイを更新する28得点。プロで思うような結果を残せていなかった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような活躍を続けている。

旭北小、山王中時代は飛び抜けた存在


 小中学生時代から県内では飛び抜けた存在だった。旭北小6年時には主将として夏冬の全県大会を制覇。冬の決勝ではチームの全54得点中43得点をたたき出した。山王中では2、3年時に全県総体を連覇。全国大会でも2年連続で決勝トーナメントに進んだ。

 才能を見込まれ進学した土浦日大高(茨城)では、2年時に全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)準優勝を果たした。3年時にはU18(18歳以下)日本代表としてアジア選手権に出場。予選リーグ第2戦でチーム最多の29得点を挙げるなど日本の26年ぶりの決勝進出に大きく貢献し、世代屈指のシューターとして名をはせた。

大学4年時に大けが、復帰後もプレータイム得られず


 日大3年だった2020年2月から特別指定選手としてプレーしたが、4年時の21年2月に左膝前十字靭帯(じんたい)断裂の大けがを負い離脱を余儀なくされた。

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